ストレージ容量を増やすためのコストを用途やメディアごとに比較 | 株式会社ワンビシアーカイブズ

ストレージ容量を増やすためのコストを用途やメディアごとに比較

2018.07.09  株式会社ワンビシアーカイブズ

 経営資源としてのデータ価値向上に伴うデータ量の増加、データ改ざんなどコンプライアンス問題の多発を背景としたデータ保存期間の長期化に加えて、従来は書類で行っていた業務のIT化などによって、ストレージ容量の確保は多くの企業・団体における担当者の悩みの種となっています。

 ストレージ容量確保に際して気になるのは第一にコストですが、今の時代は各種記録メディアやクラウドなど選択肢が増えている上、現用データを管理するためのファイルサーバか、保存を目的としたデータを管理するためのアーカイブストレージかによって適合する選択肢も変わります。

 そこで今回は、ファイルサーバおよびアーカイブズストレージの容量を1TB増やすためのコストを、メディアやサービスごとに比較してご紹介します。※同種の方法であっても製品ごとに価格が異なるため、ある程度幅を持たせた比較となります。価格はいずれも当社調べです。

ファイルサーバ容量を増やすコスト

 まずは現用データを管理するためのファイルサーバ容量を1TB増やすためのコストを比較します。ファイルサーバに磁気テープなどのアーカイブメディアを用いることは通常ないため、HDD(NAS)とクラウドに絞って比較を行います。

●HDD(NAS) 数万円~十数万円/TB

●クラウド 無料~数万円/TB

 HDDを増やして容量を確保するためのコストは、数万円~十数万円/TBとなります。コストの差はどの製品を用いるかだけでなく、1度に何TB分の増設を行うかによっても生じます。大規模な増設を行うのであればボリュームディスカウントだけでなく、RAID構成における容量効率が上がるため1TBあたりの増設コストを抑えることができます。

 クラウド型のファイルサーバも様々なサービスが提供されていますが、容量1TBあたり数万円のものから、安いものだと数千円、容量無制限タイプのサービスもあります。実際に多くのクラウドユーザが、料金の安さに魅力を感じて利用しているようです。

 しかし料金の安さだけでクラウドを選択すると、急に容量無制限が撤廃され従量課金制に変更されたり容量単価が上がるような事態が懸念されるため、ベンダロックインを避けていつでもデータを引き上げられるようにするなどの対策を取るべきでしょう。

関連資料:

アーカイブストレージの容量を増やすコスト

 次にアーカイブストレージの容量を1TB増やすコストを比較します。HDDは長期保存に優れるメディアではないため、アーカイブ用に用いられるメディアやサービスで比較します。※サービスの場合基本利用料は含みません。

●磁気テープ 約3,000円/TB

●長期保存用光ディスク 約20,000円~30,000円/TB

●クラウド 約1,000円~/TB

デジタルアーカイブ 3,500円/TB

 磁気テープは数十年の長期保存に耐える上に、TB単位の大容量データを記録できて価格も安いメディアであり、データアーカイブ用のメディアとして多くの企業・団体に採用されています。

 2018年6月現在で最新世代のテープであるLTO8(非圧縮容量12TB)が、1本約30,000円で販売されています。全容量を使用できるわけではないので、コストは大まかな計算で約3,000円/TBとしました。

 最近ではJIS規格に即した長期保存用の光ディスクも市場を伸ばしています。1枚100GBのBlu-ray規格長期保存用ディスクが、2,000円~3,000円で販売されています。現時点では容量単価は磁気テープよりも高いですが、ドライブとの互換性が長期的に保たれることが期待できるというメリットがあります。アーカイブデータの単位容量が小さい場合は、光ディスクでの管理が最適となるパターンもあるでしょう。

 クラウドのアーカイブサービスも提供されておりやはり安価ですが、ファイルサーバの場合と同じように急な値上に備えていつでもデータを引き上げられるようにするなどの対策が必要です。

 デジタルアーカイブは、ワンビシアーカイブズが提供する大容量データ長期保存サービスです。利用料金は保存データ1TBあたり3,500円に加えて基本利用料がかかります。ユーザのアーカイブデータは磁気テープに記録されて、防災とセキュリティを備えたデータセンターで安全に保管されます。

 副テープ作成による冗長化や新しいメディアへのコンバートなどもワンビシで行うため、ストレージ増設コストだけでなく管理運用コストも抑えられるようになります。

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まとめ

 今回はファイルサーバおよびアーカイブストレージの容量を増やすためのコストを、メディアやサービスごとに比較して紹介いたしました。今の時代は様々なメディアやクラウドなど選択肢が増えているので、ユーザの予算やデータ管理方法に合わせて選ぶことが可能です。

 ワンビシアーカイブズは大容量データを安価に長期保存できるサービス「デジタルアーカイブ」の他にも、メディア保管や光ディスクによるデータ長期保存など様々なデータ管理サービスを提供しております。お困りの点やデータ管理の課題があれば、ぜひご相談ください。

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