磁気テープのデータを長期保管する方法とは？

テープ保管はデータセンター　データをリストアしてお届け

• お客様の磁気テープはワンビシアーカイブズのセンターで保管
• 磁気テープに記録されているデータがお客様側で必要になった際には、お客様からのオーダーに応じて、リストア作業実施
• リストアデータはHDDに記録し、ワンビシアーカイブズの集配車両で安全にお客様へお届け
• リストア後の磁気テープは保管庫に戻す

データセンター内でコンバージョンを行い可用性と見読性を確保

• お客様の磁気テープはワンビシアーカイブズのセンターで長期保管
• 適切なタイミング(数年～10年)で新しいテープにデータをコンバート
• コンバート先の新しいテープは引き続きワンビシアーカイブズのセンターで長期保管
• コンバート後の古いテープはワンビシアーカイブズの機密抹消サービスで、確実にデータ消去

これらの組み合わせでサービスをご利用いただくことによって、お客様には以下のメリットがあります。

• 磁気テープを社外で保管することによって社内リソースを節約できる
• 安全なワンビシアーカイブズのデータセンターで磁気テープを保管することによって、データの災害対策やセキュリティを強化できる
• コンバージョンやリストアに必要な作業、ドライブ維持管理などの負担を、社外に移すことができる

　また、テープはワンビシアーカイブズで保管、データが必要になったときにはリストアを行い、テープが古くなってきたときにはコンバージョン、のように組み合わせて運用することも可能です。もしデータを読み取ることができないエラーテープがあれば、リカバリサービスによるデータ復旧を行うことができます。カタログ作成を組み合わせて、ファイルリストを見える化して管理することも可能です。

データをテープから抽出・復旧

　お客様が、対応するドライブがなくなっている古いテープを保有されている場合や、障害が生じているテープを保有されている場合、テープマネジメントサービスによってデータを抽出あるいは復旧させることが可能です。このデータを別のメディアに記録してお客様にお届けすることは可能です。

　長期保存している間に、メディアの劣化、旧世代化やエラー等、同様の問題が将来発生する可能性があります。適切なタイミングでのコンバージョンや、メディア劣化を防ぐ環境の維持を自力で行うのは大変です。ワンビシアーカイブズのテープマネジメントサービスでは、お客様の代わりに適切な保管環境でメディアを保管し、経年劣化を防ぎます。なおかつ適切なタイミングでコンバージョンも行います。

まとめ

　今回はワンビシアーカイブズとOntrackが共同で提供するテープマネジメントサービスと、ワンビシアーカイブズが得意としている保管サービスの組み合わせ活用例について紹介いたしました。磁気テープは大容量データの長期保存に優れており、データの管理コストもファイルサーバ等で管理するより抑えられる記録メディアです。しかし、実際の管理運用においては、データの見読性を維持するためのコンバージョンや、データが必要になったときのリストア作業、対応するドライブの維持管理、テープの保管方法などが課題、負担となるケースがあります。これらの課題をまとめて解決し、データ管理をより簡単に、より効率的に行うことを可能とする稀有なソリューションが、テープマネジメントサービスとデータ保管サービスの組み合わせであると考えています。

　大量の磁気テープ、旧い磁気テープ、障害が疑われる磁気テープの管理にお困りのお客様がいらっしゃれば、ぜひワンビシアーカイブズにご相談ください。