データバックアップから見る、メディア保管の再評価 | 株式会社NXワンビシアーカイブズ

データバックアップから見る、メディア保管の再評価

2020.06.11  株式会社ワンビシアーカイブズ

メディア保管の再評価

「データバックアップ」、「データ保管」、「メディア保管」というワードに皆さんはどのようなイメージをお持ちになっているでしょうか。

一昔前はデータのバックアップといえばコンピュータ用の磁気テープにバックアップデータを記録し、定期的に磁気テープを入替え、さらに必要に応じて保管先として遠隔地の専用施設を利用するといった、物理的なオペレーションによるものがほぼ唯一の解でした。 近年ではクラウドサービスの他、多様な手段が登場してきています。
しかもその殆どが、一度設定をすることで以降は自動的にデータのバックアップを実現してくれので、採用されるケースもどんどん増加してきているようです。

本稿では最近、敢えてメディアによるデータ保管を採用されたお客様の事例を基に、データ保管の利点についてご紹介をさせて頂きます。

データバックアップのお悩みを解決します

データバックアップとは?

バックアップ:「情報に関する代替。例えば、中核事業の継続に必要な情報を電子データ、紙データに関わらず複製を作成し、同じ災害で被災しない場所に保存しておくことが挙げられる。」
(出典:中小企業庁ウェブページ 用語集より)

ご承知の通り、災害、障害など事象に拘らずにデータのコピー(複製)をとっておくことです。さらにコピーを異なる場所(遠隔地)においておくことで津波、火災やテロによる被害があった場合でも万全です。

ちなみによく混同されるワードで「アーカイブ」があります。こちらもデータをとっておく(保存する)という行為は同じなのですが、目的が異なり、保存する対象は原則的にデータの原本となります。
目的が異なるので当然データ保存の手法も異なることとなるのですが、アーカイブについては機会がございましたら、また改めてご紹介をさせて頂きます。

バックアップの手法

最近よく3-2-1ルールというキーワードを耳にします。

3:3つ以上(正データで1つ。加えて2つの複製データ)
2:2種類以上の記録方式(ハードディスク、クラウド、テープ、USBメモリ等の組み合わせ)
1:少なくとも1つは地理的に異なる場所(同じ場所だと複製データも同一の要因でダメージを受けてします)

データのバックアップに関する最も基本的な考え方をシンプルにまとめたキーワードです。

具体的手法としては、D2D(ハードディスクに記録されたデータを自動的に他方のハードディスクにコピー)やクラウドへのバックアップ、またLTOテープやUSBメモリといった外部記憶メディアへのデータコピーが挙げられます。
手法にはそれぞれ一長一短(セキュリティ、費用、機能、運用効率性等)がありますので目的に応じた選択が必要となります。

メディアによるバックアップ

なかでもメディアへのデータコピー(バックアップ)は非常にシンプルに取り組むことができる手法で、セキュリティや費用の面で優れているとご評価を頂けるケースがあります。

【製薬A】知財関連データ
データへのアクセスを国内の関係者に限定する必要がある。ネットワーク上にデータを配置すると、海外にいるシステム管理者からのアクセスを排除することが困難。

【団体B】受験者個人情報データ
公的資格の認定試験を実施している法人。受験者データベース情報と、試験結果のバックアップが必要。最重要データでサイバーセキュリティへのリスクを警戒し、スタンドアロンシステムで管理。

【中堅企業C】ファイルサーバデータ
経営陣からの求めにより速やかにデータのバックアップを開始する必要があったが、クラウドの安全性を説得するのが困難。

【メーカーD】開発部門保有データ
社内の共通インフラシステムとは別に、部門独自でファイルサーバを保有する必要がある。クラウド等対外接続に関する社内規定は厳しいのだが、シンプルにバックアップを開始したい。

いずれのお客様もクラウドへのデータバックアップなど、ネットワークを介したデータの保護についても検討対象にはなっていました。
ではなぜメディアによるデータバックアップをご採用頂いたのでしょうか?

なぜメディアによるデータバックアップなのか?

クラウドへのデータバックアップは、当然のことながらデータをネットワーク上に流す場合、またはシステムを外部ネットワークに接続する場合には、暗号化や、ファイアウォール等のセキュリティ機器、預ける先がセキュリティ的に信頼できるのかなど色々な観点から評価をされます。

しかしながら一方でネットワーク上、クラウド上のデジタルデータについては、その管理が物理的ではなく、システムの構成や設定によるところが大きく、状況が目に見えるわけではないので(ログ等の確認により追跡できることもあります)、どうしてもセキュリティに対する不安が残ってしまいます。

また仕組みは万全であってもユーザ側の設定ミスにより、想定していたセキュリティを確保できないケースも起こり得ます。
さらにメディアでのデータバックアップ=ネットワークからの切り離し となることによる、非常にわかりやすいメリットの一つはサイバー攻撃リスクからの解放です。古くからある「コンピュータウィルス」や数年前に話題となった「ランサムウェア」感染によるファイルの喪失などは、いうまでもなくネットワークを経由して拡がります。ネットワークから切り離されたメディアにまでその被害が及ぶことはありません。

以上のような観点からセキュリティに対してよりシンプルに考えられる、メディアでのデータバックアップサービスをご採用頂きました。現在はお客様のご要望の頻度に応じて、定期的に弊社の機密情報搬送車両でバックアップデータの入替を行わせて頂いています。
いざバックアップデータが必要となった場合に、ネットワークに依存したサービスとは異なり、メディアを速やかに車両で搬送することができることもご評価頂きました。

まとめ

データのバックアップを行いたいけど、選択肢がたくさんあってなかなか踏み切れないといったお客様には、いたってシンプルな当社のメディア保管サービスをご検討対象に加えられてみてはいかがでしょうか?

弊社サービスについてご不明な点はございませんか?

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