ファイルサーバ移行時にデータ保存の観点で注意すべき3つのポイント | 株式会社ワンビシアーカイブズ

ファイルサーバ移行時にデータ保存の観点で注意すべき3つのポイント

2019.01.15  株式会社ワンビシアーカイブズ

 数年に1度のタイミングで行われるであろうファイルサーバの移行は、企業・団体の情報システム担当者、ファイルサーバ管理担当の方にとって、1大イベントになることでしょう。恐らく様々な準備を整えて、スムーズな移行の実現に頭を悩ませることになると思われます。

 移行においては、コストや管理の手間を抑えることだけでなく、データ管理や保存の仕組みを継続的に運用できるようにすることも、注意すべきポイントとして挙げられます。そこで今回は、データ保存の観点からファイルサーバ移行時に注意すべきポイントを紹介します。

移行先のファイルサーバには使わないファイルを移さない

 ファイルサーバの移行には、元のファイルサーバで保存されていたファイルを、新しいファイルサーバに移す作業を伴うことでしょう。そしてその際、全てのファイルを移行することも多いと考えられます。

 しかし、全てのファイルを移行することは、データ保存におけるリソース効率化の観点から望ましいとはいえません。ファイルサーバで保存されているファイルの中には、ほとんど使用されなくなっているファイルが多く含まれており、これらをまとめて新しいファイルサーバに移行することは、ファイルサーバのリソース浪費につながるからです。

 書類の話になりますが、業務で使用する書類の大半は、作成されてから1年以内のものであるという調査結果があります。つまり作成されてから1年以上経過した書類は、ほとんど見ることも使用することもなくなるのです。恐らく書類ではなく電子ファイルの場合も、同じことがいえると考えられます。作成されてから一定期間が経過したファイルは、大半が閲覧も更新もされなくなっているはずです。

 これらの使用されなくなったファイルは、新しいファイルサーバに移行するよりも、保存性とコストの低さを重視したアーカイブ用ストレージに移すことが合理的です。移行するファイルの量を抑制することで、ファイルサーバの容量節約につながります。使用されていないファイルを新しいファイルサーバに移さないようにすることが、ファイルサーバ移行時に注意すべきポイントの1つ目です。 

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次回移行までのファイル増加に対応できる運用を整える

 ファイルサーバ容量を確保するためにストレージを増設することは、ITコスト増加の要因となります。応急措置的なストレージの増設をせずに次回のファイルサーバ移行まで安定稼働が続くよう、移行先のファイルサーバ容量に余裕を持たせたいものです。

 そのためには、この先ファイルがどれだけ増えるかを予測する必要があるのですが、従来は紙の書類を用いていた様々な業務のIT化や、データ保存期間自体の長期化などによって、企業・団体が保有するデータ量は増加し続けているのが現状です。1年で○TBのファイルが発生するから5年なら○×5TBになる、のような単純な計算ではなく、増加のペースが加速することを前提に考えた方がいいでしょう。

 しかし、あまりに余裕を持たせて過度に大容量なファイルサーバに移行しても、無駄なコストが発生してしまいます。効率的かつ継続的なファイルサーバの安定稼働にも役立つのが、先述のアーカイブストレージと組み合わせた運用です。作成されてから一定期間が経過したファイルや、最後に更新されてから一定期間が経過したファイルは、順次アーカイブストレージに移していけば、ファイルサーバの容量不足を気にする必要がなくなります。仮に想定以上にファイルが増えたとしても、コストが低いアーカイブストレージであれば、ファイルサーバよりもコストを抑えて拡張することができます。

 増加を続けるファイルへの対策として、ファイルサーバとアーカイブストレージを組み合わせた運用を整備することが、2つ名のポイントです。

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使用しないファイルをどのように分別するか

 ここまで、使用しないファイルへの対策を、ファイルサーバ移行時に注意すべきポイントとして紹介してきました。では、使用しないファイルをどのように分別すればいいのでしょうか。

 分別の基準は、作成されてからの期間や最後に更新されてからの経過期間として、機械的に行っていいでしょう。仮に使用するファイルをアーカイブストレージに送ったとしても、削除するわけではないので大きな問題ではありません。そして分別作業は、手作業で行うと膨大な手間がかかります。自動的にファイルサーバ内の分析や整理、ファイルの抽出などができるファイルサーバ管理ツールを用いると、手間をかけずに行うことができます。

 使うファイルと使わないファイルの分別を、手間をかけず簡単にできるようにすることが、注意すべきポイントの3つ目になります。 

まとめ

 今回はファイルサーバ移行時に、データ保存の観点で注意すべきポイントを紹介しました。新しいファイルサーバには使わないファイルを移さないこと、使わなくなったファイルは適宜アーカイブストレージに移してファイルサーバの容量を増やさない運用を整備すること、使うファイルと使わないファイルを簡単に整理できるようにすることが、ポイントとなります。

 ワンビシアーカイブズは、使わないファイルを移すアーカイブストレージとして最適なソリューション「デジタルアーカイブ」を提供しています。また、ファイルの自動選別を可能にするファイルサーバ管理ツールと連携したオプションも備えており、ユーザのファイルサーバ移行において、ファイル管理とデータ保存の最適化実現に有効です。これからファイルサーバ移行を予定されているようであれば、ぜひお問い合わせください。

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