最近話題の「働き方改革」ですが、実際にどのように進めればよいのでしょうか。先進的な会社は「働き方改革」を積極的に取り入れ、アピールするようなところもあります。しかしながら多くの会社では従来通りの働き方が続いている、というのが現実なのではないでしょうか。
今回のセミナーは、政府の方針がどういったことを推し進めていこうとしているのかということを背景に、労働の格差是正を大きなテーマとして、現在検討されている法改正をポイントに、働き方改革を解説する内容でした。ここでは当日の講演内容の一部を紹介させていただきます。
同一労働同一賃金を実現するための手段として、労働契約を労使間で適切に締結し、記録を残すことが必要です。雇用条件の明文化をすることで、双方の合意の証拠として役に立つでしょう。
長時間労働を抑制するといっても、生産性の向上のために単純に労働時間を短くするだけでは、働いている人にとってストレスとなります。今まで以上に従来の仕事のやり方を変えることで生産性を向上することが求められます。
生産性の向上とはつまり、付加価値(売上高)を上げることです。人を減らすことでも生産性は上がりますが、昨今の社会状況ではなかなか許されるものではありません。したがって、付加価値を増大させるために、ビジネスチャンスを見出すこと、それに適合する自社の強みを認識し、具体的な施策を実施していくことが重要です。
テクノロジーの進歩によって、場所を問わず働くことができるようになってきました。テレワークなどオフィス以外の場所で働くことも難しくない世の中になりつつあります。オフィス以外の場所で仕事ができる仕組みはどうやったら実現するのか、という課題は多くの会社で議論されているのではないでしょうか。
久保先生より「働き方改革」がどういったもので、労働関連の法律は今後どのように変わっていくか解説されました。それを受けて、実際には何をすればよいのか?ということが分からない、そういった声も聞こえてきます。当社サービスの話をさせていただきますと、「働き方改革」について次の4つのポイントで貢献できると考えております。
当社は情報記録をお預かりする会社です。記録がそもそも無いとなると、当然のことながら、お預かりすることができません。労働契約の締結など、労務に関する書類は多数あるかと思いますが、今回の法改正をきっかけに、社内で「無い」記録がないかどうか、一度ご確認いただいてはいかがでしょうか。思わぬところで見落としがあった、という話があるかもしれません。
情報記録があることが分かった次のステップとしては、情報記録の管理台帳(目録)が作られているか?というチェックがあります。「ある」ことが分かったとしても、管理台帳がなかった場合には、書類を「探し出す」工数が発生してしまいます。日々発生する書類は、日々台帳を作成して適切に管理しておかないと、いざ必要となったときに大騒ぎして大捜索をする、といったことが起きてしまいます。当社サービスを利用いただくということは、情報記録の管理の習慣づけに一役買うことになるのです。
せっかく管理台帳を作成した情報記録も、整理整頓されていないままお預かりしてしまっては意味がなくなってしまいます。取り出した担当者が情報記録を参照しようとして、どこに収納されているのか2時間探した、などという話は珍しくありません。台帳を作成し、整理整頓をした上でお預かりすることが、情報記録を適切に管理するためのもう一つの手段です。ワンビシには、こうした情報記録の整理整頓に役立つサービスもあります。
当社サービス「書庫探」は、上記全てを網羅する情報記録の最適なソリューションです。「書庫探」は、日々情報記録の管理が習慣づけられ、整理整頓がされた情報記録だからこそ、低コストでお預かりできるサービスです。さらに「書庫探」は書類の利用(検索・閲覧)に場所を選びません。自宅でテレワークする従業員が自社の情報記録に自由にアクセスできる環境を創り出すことが可能になるのです。
会場は30名の定員に対して、ほぼ満席のご参加をいただきました。「働き方改革」に対する興味・関心は、ここ大阪でも非常に高いことが伺えます。当社として大阪でのセミナー開催は初めてのことでしたが、初開催にも関わらず、多くのお客様にお越しいただけたことを非常に喜ばしく思っております。ありがたいことにお客様から次回の開催を望む声もいただいており、どのようなテーマでお届けするか検討をしているところです。次の機会にも是非ご参加ください。
最後に余談ではありますが、今回の講師の久保先生は、当社の「書庫探」サービスをご利用いただいております。ご利用いただいた効果は以下からご覧いただけます。
https://www.wanbishi.co.jp/solution/shokotan/case/
社会保険労務士・中小企業診断士 久保事務所
https://www.kubo-office.jp/
執筆者名 ブログ担当者
株式会社NXワンビシアーカイブズ
ご不明な点やご要望などお気軽にご連絡ください。
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