
株式会社サイフューズ 様
- 要約
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CFO 経営管理部長・三條様は優秀な精鋭たちが力を発揮しやすい環境を整えておくことが大切と考えていた
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契約書管理システムの導入により、急速に増える契約情報の管理をルール化できたことで事務処理作業を削減し、働き方の意識改革を実現
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ベンチャー企業が陥りがちな「情報アクセスのカオス」を回避し、コア業務の開発にリソース集約に成功
事業内容
サイフューズ様は、2010年の設立以来、バイオロジー、エンジニアリング、テクノロジーを融合することで「細胞から希望をつくる」理想を掲げ、再生医療等製品の研究・開発・製造・販売を行ってきた。
「Cyfuse(サイフューズ)」は、「細胞」を示す”cyto”と「融合」を示す”fusion”を組み合わせた言葉である。
2019年2月には、JAPAN VENTURE AWARDS 2019で中小機構理事長賞を受賞。同年6月には、経済産業省のスタートアップ支援プログラム「J-Startup」企業に選出された。

サービス導入を考えたきっかけ
ベンチャーから上場企業まで、経営管理実務に幅広く精通する取締役 CFO 経営管理部長・三條様は、スタートアップ企業は、優秀な精鋭たちが自社のコア業務に専念し、力を発揮しやすい環境を仕組みとして整えておくことが大切だと強調する。
定型的な間接業務を早期からアウトソースし、外部保管を前提とした契約書等の取扱いでリテラシーを高め、専門性の高い各種申請書類を対象とした情報管理に備えている。

導入したサービス
契約情報管理のルール化
契約書管理システムの早期導入により、急速に増える契約情報の管理をルール化。ベンチャー企業が陥りがちな「情報アクセスのカオス」を回避し、コア業務の開発にリソース集約。
文書管理体系の構築
日々の忙しさの中で、目の前にある仕事を優先せざるを得ない中、サービス導入時の現状調査により、自社が所有する文書類の量を計測し、無理なく分類。管理体系を構築することで、事務処理作業を削減し、働き方の意識改革を進めた。

選定のポイント
- 本業の開発以外にかける時間を最大限まで確保するため、非効率的な事務作業を無くし、情報アクセスを整備
- 大規模システムの調達による費用を負担することなく、ベンチャー企業が必要としている機能に絞ったツール
- 各文書の保管期間など、情報管理上、把握するべき項目を学ぶことで、スタッフの業務生産性が日々向上

導入後の成果
- 自社の情報が何の目的で作成され、どこに保管されているか、いつまで所持し、いつ廃棄されたか、誰が処理の判断して実施されたのか、記録を残せるようになった。
- ルールに則った運用で、無駄な作業が発生するのを未然に防ぎ、必要な情報アクセスの正確性とスピードを両立することができた。
- 必要な機能は実装され、不要な機能は排除された契約書管理システムを導入したことで、調達費用を最小限に抑えるとともに、直観的な操作でストレスを軽減し、自然と情報管理のノウハウを蓄積できるようになった。
- 今後、増加が見込まれる各種申請関連の記録情報を取り扱う上で、コンプライアンス意識を高めることができ、高い信頼性を求められる事業体制を強化できた。
企業概要
再生医療等製品の研究-開発-製造-販売
代表者:代表取締役 秋枝 静香/
所在地:〒113-0033
東京都文京区本郷2-27-17 ICNビル5A/
URL : https://www.cyfusebio.com/