
鹿島建設株式会社 様
- 要約
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法令ならびに企業として様々な業務データの長期保存が必要
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低コストで各管理業務の効率化につながるほか、緊急時のフォロー体制も整っていると判断し、NXワンビシアーカイブズに委託
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安全なデータセンターでデータを保管することで、情報管理のセキュリティレベルが向上
建設業界における竣工後データ保存の動き
建築物は一般的に数十年間使用される。建築物の維持・管理・運営を適切に行うためには、工事に関連するデータも竣工後、数十年間保存しなければならない。対象となるデータは、建設業関連法で一定期間の保存が義務付けられている図面類だけでなく、工事過程で発生する写真や検査記録など、あらゆる「生データ」に広がっている。
しかし竣工後データは工事の数だけ発生する。大手ゼネコンになれば、より多くの工事に携わる。そして保存対象が写真や各種記録などの生データまで広がったことで、対象データの数と容量は膨大なものとなった。ゼネコン各社にとって、竣工後データの長期保存・管理方法の見直しは急務になっており、
鹿島建設株式会社 東京建築支店(以後、鹿島 東京建築支店)も竣工後データ管理方法の見直しに着手していた。

鹿島 東京建築支店のニーズに応えたNXワンビシアーカイブズ
鹿島 東京建築支店は業界内でいち早く、竣工後データ管理方法の見直しに着手した。目的は、特に生データをより確実に長期保存して一元管理できるようにすることと、多くのデータの中から必要なデータを容易に検索して取り出せるようにすることだ。
そして鹿島 東京建築支店のニーズに応えたのが、NXワンビシアーカイブズが提供するデータ長期保存サービス「デジタルアーカイブ」であった。
数十年におよぶデータ保存を実現するための仕組みと、主キーや複数のタグで容易にデータを検索できる機能を兼ね備えるデジタルアーカイブは、竣工後データの長期保存と効率的な管理に最適なソリューションであった。

利用イメージ
サービスの選定ポイント
- サービスを利用することで、データを確実に長期保存できるようになり、各管理業務の効率化にもつながると判断したため
- 自社保有サーバやクラウドストレージと比較してコストが安いため
- 大容量データが緊急に必要となっても、車両でのメディア搬送体制が整っており、対応できるため

導入成果
- 磁気テープでのデータ保管や、副テープ作成による冗長化で、データ消失のリスクを軽減できた
- データが一元管理されることで、過去の工事情報を容易に閲覧・共有・活用できるようになった
- 安全なデータセンターでデータを保管することで、情報管理のセキュリティレベル向上につながった

企業概要
建設事業、開発事業、設計・エンジニアリング事業ほか
本社:〒107-8388 東京都港区元赤坂1-3-1
創業:1840年(天保11年)
設立:1930年(昭和5年)
資本金:814億円余
従業員:7,611名(2017年3月末現在)
URL:https://www.kajima.co.jp/