検索性とセキュリティを両立。WAN-RECORD Plusで実現する次世代の文書管理
- 要約
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ネットワールドはファイルサーバーのセキュリティ管理とハイブリッドワーク対応を背景に、WAN-RECORDPlus(以下WARP)を導入。
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セキュリティ強化に加え、紙とデータの一元管理による業務効率化・働き方改革の実現を目指す。
事業内容
株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャーのソリューションディストリビューターとして、クラウドコンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供している。サーバー、ストレージやネットワークやセキュリティ、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、AI活用を前提とする新世代のITインフラストラクチャーのあるべき姿をリードしている。 同社の特徴は、社内に多数のSEエンジニアを擁していることだ。取り扱っている主要製品に関しては担当のエンジニアが配置されており、技術的なサポートやアフターフォローの保守業務をワンストップで提供できる体制を整えている。
導入の背景
●ファイルサーバーの限界
従来はファイルサーバー上で契約書関連資料や人事・採用関係の機密文書、内部監査資料・コンプライアンス関連文書といった、各文書の重要な業務関連書類を管理していたが、セキュリティの管理に大きな課題を抱えていた。
ファイルサーバーでは特定部署・特定担当者のみが閲覧できる仕組みを簡単に構築・運用することが難しく煩雑な運用となっている中、「個人情報(例:契約書、人事・採用関係書類など)を厳格に管理したい」というニーズが一層拡大してきていた。
合わせて、格納ファイルの検索性が低いという問題もあった。ファイルサーバーでは、ファイル名だけでは内容が把握できない上、名付けも担当者のセンス次第。これによりフォルダ構造がバラバラになり、引き継ぎが困難になるケースも少なくなかった。
同社ではハイブリッドワークが定着しており、社内から「紙書類の確認のためだけに出社する状況を解消したい」という声も挙がっていた。在宅勤務が増える中、紙書類にアクセスできないことが業務の妨げになるのを防ぎたかった。
ネットワールドは2020年頃から電子契約サービス「WAN-Sign」の利用を開始しており、その後も継続的に電子化など他サービスの提案を受けていた。その中でWARPの紹介を聞くうちに、上記の課題を解決できるシステムかもしれないと考え、導入の検討を進めることになった。
導入した理由
同社がWARPを導入した理由として、複数の課題を一挙解決できるという点が挙げられる。主な課題は以下だ。
●セキュリティ面の信頼性
同社社内のセキュリティポリシーでは、シングルサインオン対応が必須。WARPはこれに対応していた。
また、WAN-Sign導入時に当社のセンターを見学し、厳格な管理体制を実感。さらに、半世紀以上のデータ・ソリューション事業実績、官公庁・金融機関への豊富な導入実績を目の当たりにし、「高度なセキュリティ体制に安心感を抱いた」という。
●柔軟なアクセス管理
柔軟なアクセス管理人単位・役職単位の細かいアクセス権の設定も可能。「管理職は編集可」「一般職は閲覧のみ」など、柔軟な権限設定ができる点も評価した。
●検索機能の充実
ファイルサーバー単体では困難な高い検索性もWARPの特徴だ。「全文検索機能」を使えば、ファイル内容の検索も可能。さらに「絞り込み条件」で複数条件での効率的な検索ができ、「お気に入り」に登録すれば閲覧頻度の高い書類もマークできる。
●情報管理の容易性
WARPは、フォルダ(レコード)への説明文の付与や、タグ機能を用いた柔軟な分類・検索ができる。ファイルの命名ルールに依存しないため、誰しも理解しやすい情報管理が実現できる。
●紙とデータの統合管理
「紙書類とデジタルデータを一元管理できる」という点も大きな理由だった。また、将来的にNXワンビシアーカイブズに預け入れている書類も電子化の上廃棄したいというニーズも社内にあった。WARPを導入すれば、倉庫内の書類を電子化してもらいPDFをWARPに格納、さらにそのまま書類は廃棄するというようなシームレスな依頼ができるということもメリットに感じた。
●導入のしやすさ
WARPは価格が手頃なため、スモールスタートできる。また、特別なITスキルは不要で、一般社員も操作できる点も導入を後押しした。
●充実したサポート
導入にあたり、NXワンビシアーカイブズの営業担当者は事前説明会を実施。人事総務部門の全員が参加した。シングルサインオン設定など、技術面でのサポートも丁寧だった。
導入後の社内の効果・感想
現在、WARPは人事総務部門でのみ活用。今後、活用領域の拡大とともに、大きな効果が得られると期待を寄せているという。
●セキュリティ強化
アクセス権限の細かな設定やシングルサインオンで認証を一元管理することで、情報漏洩リスクの低減につなげる。
●情報の検索性向上
全文検索機能により、ファイル名だけでなく内容や人名からも検索可能になり、「どこに何のファイルが格納してあるか分からない」状態から解放される。またタグで書類の背景・目的を記録でき、命名ルールにも依存しないため、検索で即発見できる。後任者もファイルを発見、理解しやすい。ファイルサーバーでよくある「目当てのファイルが深い階層に格納されているため、なかなか見つからない問題」の解決にも期待している。
●働き方改革の推進
在宅勤務時でも紙書類の検索・閲覧が可能に。これにより書類確認のためだけの出社が不要になり、ハイブリッドワークが促進する見込みである。
●管理負荷の軽減
WARPは、ITに詳しくない社員でも、適切に書類を格納できる。また、ファイルの全文検索により、個人情報の削除依頼にも迅速に対応できる。これにより、管理者の負荷軽減を図る。
今後の展開
同社では人事総務部門での成功事例をベースに、紙書類の本格的な電子化を開始する予定だ。ネクストステップとして経理・財務・債権管理部門、管理本部全体へと横展開を進め、将来的には全社活用を視野に入れている。倉庫保管の紙書類を順次電子化し、完全ペーパーレス化を目指す方針だ。
WARPについて、「紙とデータが混在して一元管理できない」という悩みを抱える企業に最適だという。また、ファイルサーバーのセキュリティ運用・検索性に課題を感じている企業、ハイブリッドワークで書類アクセスに困っている企業に推奨したいと語った。
企業概要
IT・通信
本社:東京都千代田区神田神保町2-11-15 住友商事神保町ビル
設立:1990年8月
URL:https://www.networld.co.jp/
取材協力:
株式会社ネットワールド
リスク管理部 コンプライアンス課 次長
加治義久様
※役職はインタビュー当時
