
こんにちは。自由にカスタマイズできる、新しいデータマネジメントシステム「WAN-RECORD Plus®」を提供するNXワンビシアーカイブズです。
文書管理は、紙であっても、電子ファイルであっても、企業が組織活動をする上で、避けて通ることはできません。しかし、漠然と使っている「文書管理」という言葉の意味をはっきりと理解をされていますでしょうか?単純に書類・文書を保管・保存する事でしょうか? 組織単位で考えた時になにが必要か、なぜ重要なのか、文書管理の具体的な方法を含めて、基本的な考え方を分かりやすく解説したいと思います。
(「保管」と「保存」に関しては、こちらの記事も参照ください)
文書を管理するとは、ステークホルダー(stakeholder、利害関係者)に対して企業の業務活動の順法性、正当性等を説明できるように書類、すなわち証拠を保存・管理することです。組織としての文書管理は極めて重要です。
また、文書管理は、機密・重要文書のセキュリティの確保、コンプライアンスの確保、文書の検索性の向上、業務の効率化と品質向上など、多くのメリットがあります。組織は文書管理の目的と重要性を認識し、適切な文書管理を策定して実施することが求められます。
組織は機密文書や重要文書を保有、管理しています。組織としての文書管理は、文書のセキュリティを確保し、機密、重要文書の漏洩や流出などから組織を保護するために重要であり、義務でもあります。適切なセキュリティ対策などを構築することにより、情報漏洩のリスクを管理し、機密性と信頼性を維持します。
組織は法的な規制や業界の基準に対してコンプライアンスを確保する責任を負っています。文書管理は、法的要件とコンプライアンスを遵守するために重要です。適切な文書管理の仕組みを構築することによって、法的な問題が発生した場合でも、必要な文書の追跡や開示が容易になります。
組織は、数多くの文書を取り扱います。適切な文書管理を進める方法、手順を確立することによって、文書の仕分けや分類が効率的に行われ、必要な文書を素早く見つけだすことができます。文書管理によって、文書の検索性が向上し、社員は必要な文書を迅速かつ正確に見つけることが可能になります。
組織は、効率的な業務と高品質な成果物を追求する必要があります。適切な文書管理のプロセスを確立することによって、業務が最適化され、業務のムダな作業を減らすことができます。文書のバージョン管理や品質管理の手法を構築し、正確で信頼性のある成果物を提供することができます。
文書管理は、組織の文化や歴史の形成にも関与します。一貫性のあるメッセージを伝えるために、組織は文書管理の標準化をはかることが大切です。文書管理は、文書の正確性と信頼性を確保するためにも重要です。顧客やパートナーからの信頼を獲得するために、品質の高い文書を開示、提供することが求められています。
社員が持つノウハウ(知識や経験)を活用することで組織の競争力を高めることができます。文書管理は、ナレッジ(ノウハウ)マネジメントの実現と情報共有を支援する役割を果たします。文書は、部署間で共有され、組織全体の知識として蓄積されることは重要です。情報の可視化と利便性が向上し、知識の共有が促進されます。
組織の文書管理では、その仕組みを客観的に評価することが重要です。定期的に点検をすることで、文書の発生、伝達・活用、保管、保存、処分という文書のライフサイクルが適切に実施されているかを確認することができます。問題点が発見された場合は、改善策を考える機会につながります。文書管理の評価と改善は、文書管理の効率性と品質を向上させるためには欠かせません。組織では事業方針や組織の変更などがおきます。そのような場合、当初の仕組みでは必ずしも適切ではない状況が発生することもあります。文書管理の点検はなぜ必要なのか説明したいと思います。
文書管理点検は、組織における文書管理のリスクを明確にし、適切に管理するための手段として重要です。文書の漏洩や紛失、機密、重要文書の不正利用など、文書を管理する上で、様々なリスクが存在します。点検を通じて、リスク要因を洗い出し、適切なセキュリティ対策やリスク管理することができます。
文書管理点検は、法的要件や規制に対するコンプライアンスを確保するために必要です。法的な規制や業界の基準に従わない文書管理は、組織にとって大きな法的リスクを招きます。点検を通じて、組織の文書管理が法的要因に準拠しているかどうかを確認できます。必要に応じて適切な手順を策定し、コンプライアンスを確保することができます。
文書管理点検は、組織内の文書の「視える化」と利便性を向上させる効果があります。適切なプロセスを確立することで、必要な情報を迅速に見つけることができます。点検を通じて、文書の仕分けや分類の改善、電子化の促進などの改善策を導入することで、文書の「視える化」と利便性が向上します。これにより、組織内の業務の生産性が向上します。
点検プロセスは、文書管理のコストを削減する効果があります。適切な仕組みを確立することにより、効率的な文書の保管や検索が可能となり、時間や人的費用の浪費を減らすことが可能になります。また、リスク管理の観点では、法的トラブルや文書の再作成に伴うコストを削減することもできます。
文書管理点検後のフィードバックは、組織が文書管理プロセスを評価し、改善の機会を見つけるための重要な手段です。フィードバックを通じて、文書管理における課題や問題点が明らかにされ、改善策が提示されます。これにより、現行の文書管理の仕組みを効果的かつ効率的に改善することができます。
文書管理点検後のフィードバックは、文書管理の品質向上とミスやエラーの削減につながります。フィードバックを受けることで、文書の正確性、完全性、一貫性および利便性が評価されます。文書管理の品質の向上は組織の業務効率性や信頼性を高める重要な要素です。
文書管理点検後のフィードバックは、法的要件や規制に対するコンプライアンスを確保するために不可欠です。組織は法的要件や規制への準拠状況を評価し、必要な修正や改善を行うことができます。コンプライアンスの確保は、法的リスクを最小限に抑えるだけでなく、組織の信頼性を高める重要な要素となります。
文書管理点検後のフィードバックは、組織内のコミュニケーションと関与を促進するために重要な役割を果たします。フィードバックの期間や報告書を通じて、関係者間での意見交換やディスカッションの場が提供されます。これにより、組織内の利害関係者が文書管理の重要性や改善の必要性を共有し、協力して良い結果を生み出すことができます。コミュニケーションと関与の促進は、組織全体の業績や成果の向上につながります。
文書管理点検後のフィードバックは、より優れた文書管理の方法および活動の共有にも役立ちます。他の組織やグループの成功事例や活動を参考にし、組織自らの文書管理プロセスを改善することができます。組織の文書管理の向上に寄与し、組織の競争力を高めることを可能にします。文書管理、定期的な点検とフィードバックのプロセスを確立し、持続的な改善と成長を実現することが非常に重要です。
いかがだったでしょうか?
文書管理の重要性はもちろん、文書管理点検やフィードバックの重要性を理解していただけたと思います。「組織」には、多くの部署、メンバーが属しています。そして、多くの大切な情報が満ち溢れています。この情報を正しく、管理することで、文書は単なる記録ではなく、新しい価値を生み出すことができるのです。
NXワンビシアーカイブズでは、皆様の文書管理をサポートするシステム、レコードバンキングシステム「WAN-RECORD Plus®」を提供しております。また電子化サービス「WAN-Scan」、外部倉庫での書類保管サービス「WAN-CASE」など組織運営を支える様々なサービスを提供しています。是非ともご相談ください。
執筆者名 ブログ担当者
株式会社NXワンビシアーカイブズ
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