弁護士が解説!電子契約セミナー「電子契約の法的有効性とメリット」(GMOクラウド様との共催セミナーレポート)

2019.05.07  株式会社ワンビシアーカイブズ

2019年3月29日(金)、当社は電子契約サービス「WAN-Sign」(ワン・サイン)をリリースしました。これに先立つ3月15日(金)、GMOクラウド株式会社様およびGMOグローバルサイン株式会社様と共催にて電子契約に関するセミナーを開催しました。今回はセミナーの模様を一部ご紹介し、電子契約について理解を深めていただけばと思います。

セミナー概要

テーマ

電子契約の法的有効性とメリット

主催

株式会社ワンビシアーカイブズ

共催

GMOクラウド株式会社 https://ir.gmocloud.com/
GMOグローバルサイン株式会社 https://jp.globalsign.com/

プログラム

  1. 特別講演 電子契約の法的有効性について(弁護士宮内宏様)
  2. 電子契約の仕組みとメリット(GMOクラウド)
  3. たった2か月のリリース前プレセールスで30社集めた電子契約サービスとは?(ワンビシアーカイブズ)

講師紹介

宮内宏弁護士(宮内・水町IT法律事務所、第二東京弁護士会所属)
http://www.miyauchi-law.com/index.html

今回はIT法務をご専門とする宮内宏弁護士を講師として、電子契約などの電子取引の仕組みと法的有効性について、わかりやすく解説していただきました

宮内弁護士は、工学部出身という弁護士としては異色のご経歴の持ち主で、電子契約や電子文書の法的有効性確保、電子帳簿保存法対応、IT関連紛争など、IT法務に豊富な実績をお持ちの弁護士です。

会場の様子

会場は、渋谷セルリアンタワーにあるGMOクラウド・東京本社の眺めの良い素敵なセミナールームでした。おかげさまで募集開始から早々に即日満席のお申込みをいただき、電子契約への関心の高さがうかがえました。

関連資料:

会場の様子

特別講演 電子契約の法的有効性について

講師の宮内宏弁護士は、『電子契約の教科書』(日本法令、2017年)という本を出されています。講演では、①契約書は電子化可能か?、②電子契約書の訴訟での取扱い、③電子契約の利用事例、④最近の動向、という4つの観点から契約書の電子化や電子契約について解説していただきました。

まず、法令で「書面」「文書」等であることを要求する旨の条項がない限り、契約書をはじめとする書類の電子化は可能です。また、実際の契約の場面で「書面」が要求されることは少なく、多くの契約は電子化が可能とのことでした。

次に、電子契約の訴訟での取扱いですが、電子契約に伴って使用される「電子署名やタイムスタンプの有効性を論じた判例はない」とのことです。ただ、紙での契約の場合は実印と印鑑証明書で真正性が担保されるわけですが、電子署名やタイムスタンプはこれと同様の効力をもつので、その真正性が争われることはまずないそうです。

建設業、購買部門、銀行でも電子契約の導入は進んでおり、最近では総務省がタイムスタンプの法制度の検討を開始しているなど、そのメリットは徐々に社会に認識されつつあります。

講演の最後にしめくくりとして述べられた、「電子署名は印鑑よりはるかに安全・安心です」という力強いお言葉が、大変印象に残りました。

電子契約法とは 電子契約法とは
電子契約関連の法律まとめ 電子契約関連の法律まとめ

特別講演 電子契約の法的有効性について

電子契約の仕組みとメリット(GMOクラウド)

次に、GMOクラウド様から電子契約サービス「Agree」のデモを交えながら、電子契約の仕組みとメリットについてお話しいただきました。

そもそも電子契約とは、従来、紙に印鑑で押印して取り交わされていた契約書に代わって、電子データに電子証明書で電子署名することで、書面による契約と同様の証拠能力をもつ契約です。

電子契約の場合、印紙税や契約書の郵送費・保管費用が不要となるため、契約締結・管理に関するコストを大幅に削減することが可能となります。また、製本や郵送等の作業を省けるため、契約スピードが劇的にアップします。

さらに、契約手続きが可視化されるため、契約の締結漏れ、解約・更新漏れを防止し、コンプライアンス強化を図ることも可能となります。

参考記事:電子契約とは?4つのメリットを解説

電子契約の仕組みとメリット(GMOクラウド)

たった2か月のリリース前プレセールスで30社集めた電子契約サービスとは?(ワンビシアーカイブズ)

最後に当社から、3月29日にリリースした電子契約サービス「WAN-Sign」のご紹介をさせていただきました。

「WAN-Sign」は、GMOクラウド様の「Agree」の機能を強化してご提供する電子契約サービスです。「Agree」の機能に、当社の書類保管サービスの強みを加え、電子契約と書面契約の一元管理機能や内部統制上必要な機能を強化しております。管理機能を強化することで、ペーパーレス化の取り組みに困っている方のための電子契約サービスの提供が可能となりました。

おかげ様で、文書管理と電子契約の融合による取引のスピードアップとセキュリティ面が評価され、2019年3月のリリース前から内諾を頂戴するなど、高い評価を頂いております。

おわりに

いかがでしたでしょう?電子契約について理解を深めていただけましたでしょうか。

これからも電子契約という「新しい契約のカタチ」の普及に努めていきたいと思います。なお、この電子契約セミナーは、GMOクラウド様と共催で引き続き開催していく予定ですので、今回残念ながらご参加いただけなかったみなさまも、是非、次回のご案内をお待ちください。

電子契約サービス「WAN-Sign」
https://www.wanbishi.co.jp/solution/econtract/index.html

契約書管理ハンドブック

RECENT POST「業務効率化」


RELATED POST関連記事


弁護士が解説!電子契約セミナー「電子契約の法的有効性とメリット」(GMOクラウド様との共催セミナーレポート)