
初回公開日:2020.11.09
最終更新日:2026.09.04
こんにちは。低コストでスピーディに始められる書類保管サービス「WAN-CASE」を提供するNXワンビシアーカイブズです。
新しい働き方ができる環境があるのに、ハンコや必要な文書が必要なために、出社せざるをえなかった方も、多いのではないでしょうか。新しい働き方に、今後より柔軟に対応していくための一つのヒントとして、「文書管理」について、改めて考えてみませんか?

実は、「整理」と「整頓」は、似ているようで大きな違いがあります。 ごちゃごちゃの部屋を片付けようとした時、「まずは、いらないものを捨てよう!」と、大きなごみ袋を用意しませんか?この「不要なものを捨てる」という行為が、「整理」なのです。
そのごみを一通り捨てて、必要なものが残ったら、それらの収納場所を決めたり、家具の配置を考えたり、使いやすいように、きれいに整えます。この「使いやすいように整える」という行為が、「整頓」なのです。
みなさんが普段何気なく行っている「整理・整頓」は、実は、文書管理を行ううえでも基本となる、とても大切な考え方なのです。
オフィスにある文書を閲覧できなかったり、ファイルサーバーから目当てのファイルを探し出せなかったり、大なり小なり、文書にまつわる不便なことがあったかと思います。
ここで、部署のキャビネットの中がどんな状態なのか、ちょっとのぞいてみましょう。

ファイリングされていない状態の文書が、大量に積み上げられています。
タイトルの書かれていないファイルもたくさん並んでいて、どんな文書が綴じられているのか、中身を見てみないとわかりません。何年も前に退職した人の「引継ぎ文書」という、誰も見てなさそうな文書もあります。
このような状態のキャビネットを、「電子化しよう」と頑張ってみても、まずうまくいきません。膨大な量の文書を前に、電子化する気力もなくなり、そもそも、必要な文書が何なのかすら、判断がつきませんよね。
書類の「いる」「いらない」の判断基準には、様々なものがありますが、まずは、「いる」のベースとなる軸をいくつか決めましょう。
例えば、「いる」の判断基準は次のようなものになり、それ以外は「いらない」と判断していきます。
◆「いる」書類の判断基準
上記は、基準例の一つですので、基準を外れても、業務上必要だと判断したものは、もちろん、「いる」と判断していいのです。
「捨ててしまって、後から必要になったら困るから、とりあえず取っておこう・・・」と今は必要ないサービス資料などのも捨てられない・・・
これでは、いつまでたっても、文書の整理が進みません。法律や社内規程で作成、保存が定められている文書以外のものは、「いる」「いらない」の判断に迷いますので、文書管理に取り組む際には、ぜひ、管理職者を巻き込んで、組織一丸となって取り組んでいきましょう。
判断基準や管理職者の判断により、「いる」と残された選ばれた文書。今度は、これらの文書の収納場所について、考えていきましょう。
目の前にあるキャビネットにすべて収納するというのも、もちろん一つの手段です。
しかし、文書管理で定義される文書のライフサイクルには、文書を保持する期間を「保管」と「保存」という2つのステージに分けて考えることを、ご存じですか?
オフィス内にあるキャビネットの中で保有することを「保管」と呼びます。それに対して、外部倉庫などのオフィス以外の場所で保有することを「保存」と呼びます。
「保管」と「保存」。似ているようで、「保有する場所」という大きな違いがあるのです。
関連記事:書類の「保管」と「保存」の違いは?書類を効率的に管理する方法
では、どうやって「保管」と「保存」を使い分けるのでしょうか?
これも、いくつかの基準軸をつくって、判断していきましょう。例えば、「保管」の判断基準は次のようなものになります。
◆「保管」の判断基準
上記のような性質を持つ文書の場合は、オフィス内での「保管」が適しています。要するに、「良く使う文書を手元に置く」という単純なことなのです。
それ以外の文書は、外部倉庫に「保存」して、必要な時だけ取り寄せて閲覧することができれば、実は十分なのです。
法律で保存期間が定められている文書もありますが、法定保存期間が「10年」と定められているからと言って、10年間オフィス内のキャビネットで保有しなければならないというわけではありません。
作成から最初の1年間はオフィス内で「保管」する。そこから外部倉庫へ移管して、残り期間の9年間は外部倉庫で「保存」する、と考えても良いのです。
「保管」と「保存」を正しく理解して、使い分けることで、オフィス内に溜まりがちな文書を、すっきりとさせることができます。
関連記事:文書管理の基本は、保存期間の設定から ~文書の法定保存期間~
昨今では、本社オフィスの役割が見直されて、オフィススペースの縮小を検討されている企業も、多く見受けられます。オフィススペースを縮小することで、必然的に文書を保管するスペースも縮小されます。
「保管」と「保存」の使い分けは、オフィスの機能を変えていくうえでも、とても重要なことなのです。
さて、「新しい働き方に柔軟に対応する」というのが当初の目的でした。そのためには、最終的には「どこからでも文書を閲覧できるように電子化する」という取り組みを避けては通れません。
文書の「いる・いらない」を判断し、収納場所も、オフィスのキャビネットでの「保管」か、外部倉庫での「保存」かを検討してきました。
今、オフィスのキャビネットに保管されているのは、活用頻度の高い、選ばれた文書です。電子化を検討する場合には、まずは、この文書たちの中から、考えていきましょう。
◆電子化する価値のある文書
上記の条件をすべて満たす、という文書はあまりないかもしれませんが、上記の基準をもとに考えていくと、電子化すべき文書が見えてくるかもしれません。
「文書を整理するため(減らすため)」になんでもかんでも電子化するのではなく、ぜひ、「文書を活用するため」の価値ある電子化をしていきましょう。
スキャニングする作業はとても手間やコストがかかります。このため、業務のやり方や方法を変えて、そもそも紙を発生させず、電子で一貫して作成、保存していくこと(ボーンデジタル、Born Digital)を検討していく必要もあります。
社内で作成する文書は、原則電子で作成・保存し、紙では残さない。反対に、すぐには紙を廃止することの難しい取引先指定の書類(見積書、発注書、請求書、検収書、領収書など)を、電子化の対象として考えていくといった方法もありますね。
新しい働き方の中で、業務をより効率的に行っていくためにも、ぜひ、色々な角度から、検討してみてください。
電子化した文書や電子ファイルを、どのように管理していくかも大切なポイントです。
最近は、クラウドで電子ファイルを保有する企業も増えています。容量が無制限だからといって、やみくもに電子ファイルを増やし続けると、肝心なときに、欲しい電子ファイルが見つからないということにもなりかねません。
電子ファイルの管理は、ファイル名の付け方や、フォルダ体系の構成が、とても重要なポイントになってきます。
整理を終えて、今、キャビネットにはどれくらいの文書が残っているでしょうか? オフィスに残すべき文書は、意外と少ないと感じた方もいるかもしれません。
ここまで来たら、文書管理のポイントの2つ目、必要な文書を使いやすく整える「整頓」の出番になるのです。
文書管理の「整頓」には、いくつかのポイントがあります。
◆文書管理「整頓」のポイント
①と②、③と④は、キャビネットの中からファイルを、見やすく、取り出しやすく、使いやすくするために、物理的に抑えるべきポイントです。
そして、⑤~⑦は、文書管理特有の「整頓」になります。
⑤は会社として管理すべき文書を考えるという視点から、業務とそこから発生する文書(情報)を関連付けて、管理対象を考えていきます。
⑥は管理対象の文書について保存する期間を定めて、紙文書、電子文書を定量管理していくうえでの鍵となります。
⑦は、会社として管理(保存)している文書がどこにあるかを把握するために必要となるものです。
まずは、ご自身の部署のキャビネットを、一度開けてみてください。そして、思い切って文書を整理して、必要な文書を残すことで、新しい働き方へ対応するために必要なことが、見えてくるかもしれません。
文書の整理が完了したら、当面使用をしない文書を安全に保管をするために、外部倉庫に書類を預けることをご検討ください。NXワンビシアーカイブズは書類保管サービス「WAN-CASE」をご提供しております。
あわせて、新しいスタイルの文書管理を可能とする手軽な電子化プラン電子化サービス「WAN-Scan-そのまんま電子化プラン-」もご提供しています。電子化を進めるために、こちらもご検討ください。
さらに電子化された文書の管理をするために、コンテンツ管理ストレージ「WAN-RECORD Plus」の提供もしております。登録したコンテンツを生成AIが読み取り、コンテンツに対するタグを自動的に抽出、構造化データの整備を支援するコンテンツ管理ストレージです。アクセス権などのセキュリティ設定や内部統制機能も標準搭載しております。また、データ化された文書だけでなく、紙文書の保管場所まで一元管理が可能です。
整理整頓 → 外部保管 → 電子化→ 電子文書の管理
文書管理はツールを使ってより便利に、効率的に進めていただければ幸いです。
関連記事:「文書管理は難しくない! 効率的で定着しやすい文書管理の取り組み方」
関連サービス:
電子化サービス「WAN-Scan-そのまんま電子化プラン-」の詳細はこちら
コンテンツ管理ストレージ「WAN-RECORD Plus」の詳細はこちら
執筆者名 ブログ担当者
株式会社NXワンビシアーカイブズ
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